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配信日時:2014年5月29日 16時00分

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アニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』を手がけるStudio五組に潜入――制作現場の様子や柴田代表取締役と岩崎監督へのインタビューも

 現在放送中のTVアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』。本作を制作するStudio五組への潜入取材をお届けします。
 本アニメは、ガストの人気RPG『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』を原作とした作品。『アトリエ』シリーズ初のTVアニメ化で、監督は岩崎良明さん、シリーズ構成は浦畑達彦さん、アニメーション制作はStudio五組が担当しています。
 今回は、杉並区にあるStudio五組から制作現場の模様をレポート。さらに、Studio五組の代表取締役・柴田知典さんと、岩崎良明監督へのインタビューも掲載します。














 潜入取材を終えて、柴田知典さんと岩崎良明監督にお話を伺いました。アニメを制作されることになった経緯やキャラクター、今後の展開などについて質問しているので、ご覧ください。
――まずは、簡単な自己紹介をお願いできますか?
岩崎:今回のアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』の監督をしています、岩崎です。アニメの演出を長年やっております。
柴田:Studio五組の代表・柴田です。今回のアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』のアニメプロデューサーも兼任しております。
――アニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』が、Studio五組さんで制作されることになったきっかけを教えてください。
柴田:創通の高篠さんからお話をいただき、依頼されたことがきっかけですね。「ぜひお願いします」ということで、一緒にやらせていただくことになりました。
――話を聞いた際に、どのような印象を受けましたか?
柴田:『アトリエ』シリーズ自体は自分も知っている作品なので、アニメになることに驚きました。うちはゲーム原作をアニメにしたことはあまりなかったので、興味を抱きましたね。
――岩崎監督は、ゲームの『アトリエ』シリーズをご存知でしたか?
岩崎:最初の『マリーのアトリエ』は知っていました。プレイしたことはなかったのですが、錬金術を使う女の子の話で、その後もシリーズとして定期的にリリースされているという認識でした。私は、ちょうど『アーシャのアトリエ』が発売されたころに話を聞きました。
――ちなみに、“錬金術”についてはどのようなイメージをお持ちでしたか?
岩崎:やっぱり、鍋に材料を入れて混ぜるゲームのようなイメージですね。あとは、ヨーロッパの中世で行われていたイメージもあります。
柴田:おおむね、ゲームのようなイメージでした。改めてゲームをやらせていただき、『アトリエ』シリーズの中での“錬金”を確認して、それをどうアニメで表現していくか悩みましたね。いろいろな作品で“錬金術”は出てきますが、それらとは違う『アトリエ』シリーズの独自性を、アニメでうまく表現したかったんです。
――アニメにするにあたって、何かオーダーはありましたか?
柴田:最初に、高篠さんから話をもらった時にオーダーとしてあったのは、ゲームのままのキャストでやることと放送の時期くらいですね。それ以外は、アニメらしく自由にやってほしいというイメージでした。
――映像化にあたって、どのようなことを意識されながら制作されていますか?
柴田:背景や雰囲気をゲームに寄せていきたいと考えました。背景会社さんはそこを含めて選択しました。
岩崎:ゲームの魅力をアニメの中でも表現しようということです。柴田も言われたように、背景もそうですし、キャラクターもそうです。ハードルが高いことではありましたが、イラストレーター・左さんの描かれたキャラのイメージに近付けていこうと意識しました。
――原作ゲームはRPGなのでエピソード数がぼう大ですが、ネタの選別はどのように行っているのでしょう?
岩崎:それぞれのキャラに魅力があり、エピソードもたくさんありますが、ゲームのエピソードすべてを映像化するには、1クールでは足りません。そのため、今回はエスカとロジーを中心に構成していくことを最初から考えていました。
柴田:『エスカ&ロジーのアトリエ』は、『アトリエ』シリーズでも珍しく男女2人の主人公ですが、アニメのターゲットを考慮するとエスカが中心にならざるを得ない部分もあります。そこはある程度、割り切っていますね。
 今回はシリーズ構成の浦畑達彦さんにうまく話をまとめてもらっています。そのうえで、各話で入っていただいている冨田頼子さんはゲームがお好きで、やり込んでいただいているため、いろいろと案を出してもらっています。あと、高橋龍也さんはおもしろいお話をまとめていただける方ということで、脚本陣はうまく納まっているのではないでしょうか。
――お2人が好きなキャラを教えていただけますか?
岩崎:特定のキャラとなると、エスカですね。いろいろな表情を見せ、動きまわるところがカワイイです。他には、ゲームでも人気があるウィルベルも動かしやすいですし、カトラもいじっていておもしろいですね。その辺でしょうか。
柴田:話を転がしやすいのは、やっぱりウィルベルですね。でも、好きなキャラをあげるならば……エスカかな。あと、関係的にいいと思っているのはリンカとマリオンですね。
――作画されているスタッフに人気のキャラは誰でしょうか?
柴田:しっかりとリサーチしたことがないので正確にはわかりませんが……ルシルは人気のような気がします。あとはウィルベルなのかな……。
岩崎:ウィルベルなど、サブで輝くキャラは人気だと思いますね。
――Studio五組さんといえば、かわいらしい女の子が多数登場するにぎやかなアニメを手がけているイメージがあります。本作ではロジーさんを始めとする男性キャラ、最近ではおじさんキャラも多数出てきていますが、そこについてはいかがでしょうか?
柴田:成り立ちを含めて、女の子がたくさん出てくるアニメが多いのはうちの特色なので、そこは否定できないことだと思います。でも、おじさんキャラを描けないとか描かないわけではありません。アフレコの時に、ベテランや若手の男性声優が演じられているのを見ると、「こういう現場もすごくいいな」と思いました。女の子だけもいいけど、おじさんがいるのもいいですね。
岩崎:男性がいると女性がより輝ける場面もあります。あとは男女の会話や男性同士の会話によって、メリハリやバリエーションをつけることができるんですね。例えば、5話の男性キャラの飲みシーンがそうです。
――ファンの中ではロジーさんがかなりの人気ですが、こちらは予想されていましたか?
柴田:先ほどもあげましたが、ゲームはエスカとロジーが主人公ですが、アニメではエスカをピックアップしています。放送前まではロジーの人気が気になっていたのですが、蓋を開けてみたらどうやらロジーも注目されているようなので、よかったと思います。
――ニコニコ生放送“りえしょんのアトリエしょん”で小岩井ことりさんが書かれたイラストをもとに、Studio五組さんがデザインされた特典イラストができあがりましたが、原画を見た時の印象はいかがでしたか?
柴田:ニコ生を見られなかったので現場の様子はわからなかったんですが、ポニーキャニオンさんから発注をいただいて原画を見た時には「なんじゃこりゃー!」って思いました(笑)。「なんでこうなった!?」っていうのがまず第一印象でしたが、「とりあえず絵にしましょう」と。あとは、小岩井さんがこんなに絵をしっかり書けるとは思ってもいなかったので、驚きました。
岩崎:僕は放送を見ていたんですが、「女性はこういうことを望んでいるんだな。おもしろいなあ」って思いました。あそこからどういう風になり、おもしろくなっていくのかを想像してワクワクしましたね。
――普段からもエスカがはっちゃけているシーンはありますが、できあがったイラストを見た際にそれとは違う印象を受けました。描かれた方はノリノリでやっていたのでしょうか?
柴田:どうなんだろうなあ……エスカの表情はイキイキしているけど……聞いてみないとわかりませんね(苦笑)。
――全12話の中で、お2人がそれぞれ好きなエピソードはどちらでしょうか?
岩崎:僕はウィルベルに注目が集まる話がおもしろいと思います。もともとキャラが持っている魅力がしっかり出て、おもしろいエピソードになっているかと。個人的には、コルセイトの日常話はどれも捨てがたいですね。
柴田:毎話毎話、何かがまとまるような話になっています。異質でおもしろかったのは4話ではないかと。あと、綺麗にまとまっていたと思うのは、5話のルシル回ですね。人間のつながりや仕事をしていくうえでの関係が描かれていて、うまく構成されていたと思うので好きです。
――聞いたところによると“温泉の回”があるということですが、こちらはアニメオリジナルのエピソードになるのでしょうか?
柴田:はい、ゲームにはないアニメオリジナルの話になっています。
岩崎:実は、先ほどのウィルベルのエピソードがそこなんです。“温泉回”と言っておいて、温泉が出ないアニメもありますが、本格的かつまっとうな温泉回を描いています(笑)。原作の世界観やよさを出しつつ、見せ場やファンが期待するであろうシーンがあり、そして最後には“とあるキャラ”が活躍してくれるというおもしろいものになっています。
――それは楽しみですね! アニメーションを制作される際にStudio五組さんが心がけていること、信念などございましたら、お教えください。
柴田:成り立ちを含めて、さまざまな美少女が出る作品が多いので、そこはしっかりやっていければと思っています。それがありつつ、もしオーダーがあればいろいろなジャンルの作品に携わっていければと思っています。もちろん、かわいらしい女の子を描くことは軸なので、それを外すつもりはありませんが、幅広く手がけていき、ゆくゆくはオリジナル作品や劇場作品をやっていければいいと思っています。
――では最終話に向けて今後の見どころなど、読者にメッセージをお願いします。
岩崎:今後は物語に大きな流れが加わり、それぞれのキャラの楽しいエピソードやコルセイトの街での暮らしを描くシーンもあるんですが、シリアスな一面が描かれていきます。特にエスカとロジーは深い心情を見られますので、楽しみにしていただければと思います。
柴田:監督がおっしゃられた一面もありますし、最終的に物語が終わった時にエスカとロジーの関係をきっちり描きたいと思っています。そこを期待していただければ幸いです。

 インタビュー後、柴田さんに案内されて向かったのは、長い廊下がある“とある建物”。その廊下の先のドアを開けると、まだ何もない部屋が。こちらもStudio五組さんの作業部屋になるという。さらに事業を拡大するStudio五組さんの今後にも期待しよう。
■TVアニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』&ゲーム『シャリーのアトリエ』“りえしょんのアトリエしょん ~4たる目~”
【配信日時】2014年6月5日 21:00~
【番組ページ】http://live.nicovideo.jp/watch/lv180016345
【番組内容】
・アニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』紹介コーナー
・ゲーム『シャリーのアトリエ』紹介コーナー
・『アスイロ』PV企画
・第8話『アツアツ?温泉旅行です!』を徹底的に振り返ろうのコーナー
・りえしょんのアトリエしょんのいんふぉめーしょん
 など
【出演】(※敬称略/予定)
 村川梨衣(エスカ役/『エスカ&ロジーのアトリエ』)
 喜多丘千陽(スレイア役/『エスカ&ロジーのアトリエ』)
 山村響(クローネ役/『エスカ&ロジーのアトリエ』)
 本多真梨子(ルシル役/『エスカ&ロジーのアトリエ』)
 岡村佳人(『アトリエ』シリーズディレクター)
(C)ガスト/エスカ&ロジーのアトリエ製作委員会
(C)GUST CO.,LTD.2013 All rights reserved.

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